■理事長が交代致しました

これまで理事長を務めていました、向當稔氏は理事長をご退任致しました。今後は理事としてお力添えを頂くこととなりました。初代理事長の大石嗣郎氏の急逝から約12年間の在任でした。この場をお借りして謝辞を申し上げます。誠にありがとうございました。

■新理事長について

新理事長は、今まで理事としてLIFEを支えて下さっていた横山計三氏に決定致しました。

~新理事長の略歴~
1992年:第1回スンバ島ワークキャンプ参加
2015年:理事・運営委員に就任
2021年:理事長に就任

横山さんは長年、正会員としてLIFEと関わり、現在は工学院大学で教授を務められています。建築関係の豊富な知識をお持ちのため、スンバ島の給水ポンプ設置などで専門的なご助言を頂いています。また2017年には研究室の学生さんと一緒にスンバ島のワークキャンプに参加され、植林などを行いました。2018年には正会員で奥様の横山紀子様とご一緒にインドの事業地へ視察旅行を行いました。グローバルフェスタ等のイベントにも積極的にご参加下さっています。

■新・理事長 就任挨拶

インド、インドネシアの農村の生活向上支援に向けて

この度、新たに理事長に就任いたしましたので、ご挨拶を申し上げます。私とLIFEの関係の始まりは、LIFEの前身であるアジア協会アジア友の会東京支部の主催するインドネシア、スンバ島植林ツアーへの参加でした。以来、約30年間に及ぶ付き合いとなっています。

ご存じのようにLIFEでは、水、緑、人をコンセプトにインド、インドネシアの農村の生活向上支援に向けて活動を行っています。これは設立当初から変わることなく続けられていて、近年の主な活動として、南インドでは、有機農業のための肥料づくり、水供給、農産物販売などの支援、女性の就労支援などを行い、また、インドネシアスンバ島では、マングローブの植林、有機野菜づくりの支援、小学生への通学バッグ配布などを行っています。このように活発な活動を継続して行うことができるのも、現地のサポーターの方と日本の会員、サポーター、ボランティアの皆様のご協力のおかげと感謝しております。

2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)では、2030年までに誰一人取り残すことなくすべての貧困をなくそうという目標が掲げられています。我々の活動もこのSDGsの目標に沿ったものであり、その重要性を再認識しているところです。

ところが、昨年来のコロナウイルス感染症の拡大にともない、現地の方たちの生活も困窮度が増しており、さらに我々の支援活動も難しくなっているところです。しかし、現地との絆を大切にして、これを乗り越えていき、また、この経験を生かして、新しい支援のあり方も見つけていきたいと考えています。皆様には、今後も引き続き、ご理解、ご協力を賜るようお願いいたします。

横山計三