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インドネシア事業は現在東ヌサトゥンガラ州スンバ島で灌漑、植林、農業普及などの事業を行っています。

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現在進行中の事業

①ライパンダック村における栄養改善事業(2021年4月~2024年3月まで)資金提供:味の素ファンデーション
村で唯一の学校であるライパンダック小学校を拠点にし、収入の機会のない村の人たちが村にある植物や家畜のフンを利用した野菜作りを学んでいます。現地協力NGOラジオMAXの有機農業専門スタッフたちが野菜作りの指導をしています。また、野菜作りに必要な給水設備も整備します。建設した台所では子どもたちが学校で食べる食事を調理したり、村人たちが栄養価の高い料理を学びます。

 

②マングローブの植林(2017年1月~ )
 2021年4月から2023年12月までの資金提供:
日中友好会館「日中植林・植樹国際連帯事業」
20年以上前はマングローブの森だったパダディタ海岸。マングローブが土壌を肥沃にして魚介が棲みつく海岸を作ることや、津波から守ってくれることを知らない人たちに伐採されてしまいました。かつてのマングローブを復活させるためたくさんの住民の

みなさんにお手伝いいただいて植林活動をしています。ごみ拾いも定期的に行い、今では住民の皆さんに守られる海岸になっています。不定期ですが、日本人も一緒に参加する「植林ボランティア」も行っています。

③所得向上のための飼料用トウモロコシ栽培事業(2022年4月~2024年3月)資金提供:日本労働組合総連合会「連合愛のカンパ」
インドネシアでは年間600万トンの飼料用トウモロコシが不足しており海外から輸入しています。家畜の飼料のうちトウモロコシは60%もの割合を占め、鶏、豚、牛、魚など多くの家畜の肥料に使われています。そのため、トウモロコシの値段を抑えなければ、鶏卵や食肉、その他トウモロコシを原料とするあらゆる製品の販売価格上昇につながり、最終的に消費者の負担となります。また、最近の世界情勢から飼料用トウモロコシの価格が国際的に値上がり、インドネシア政府はインドネシア各地で国産トウモロコシの生産を奨励しています。そこで、トウモロコシが主食で栽培になれているスンバ島で住民の所得向上のために飼料用トウモロコシの生産を行っています。

過去の事業

➀東スンバ県の小学生のための通学用バッグ配付事業(2017年4月~2022年3月)資金提供:連合愛のカンパ
スンバ島の農村部に暮らす人たちは現金収入の機会がほとんどありません。例えば、トウモロコシ農家の年間収入はおよそ5千円、木の実の採取で暮らす人たちの年間収入はおよそ8千円です。わずかな現金は日用品や医療費に優先的に使われるため教育に回せるお金は後回しになってしまいます。またスンバ島の地形は起伏の大きい丘陵地帯なので、村の小学生は通学するために丘や谷を越えて学校へ行かなくてはなりません。遠い子は毎日片道10㎞ほど歩きます。毎日の登校を安全にし、小学校を無事卒業して将来の可能性へつなげるため農村部の小学生に通学用バッグを支給しています。

②スンバ島の子どもたちに、モリンガで栄養改善事業(2019年6月~11月)
貧しさから食事が一日1回程度の子どもたちは栄養状態が悪く、体力や集中力がありません。疲労から学校へ行かなかったり、空腹で授業が頭に入らなかったりすることから学力が低下しています。小学校の4年生になっても読み書きができない子どももいます。そんなスンバ島に栄養満点のモリンガの木が生息していることが分かりました。モリンガは、たんぱく質、鉄分、カルシウム、ビタミンなどを含むスーパーフードです。村のお母さんたちがこのモリンガの葉を使って料理を学び家庭で調理することによって、子どもや家族の栄養改善を目指します。

モリンガの葉を選り分ける作業

③東スンバ県の子どもたちにペンとノートを贈るプロジェクト(2015年~終了)
スンバ島の農村部に暮らす人たちは現金収入の機会がほとんどありません。子どもたちは授業に必要な学用品を買ってもらうことができず、勉強の意義を見つけられないまま学校を辞めていってしまうことが貧困から抜け出せない理由の一つになっています。ペンやノートを持つことによって勉強への意欲や理解度を向上させることが目的です。

※ペンとノートを集めるキャンペーンは終了しました。現在は集まったものを各小学校へ配付する作業をしています。

スンバ島でメインで取り組んでいること

①有機農業の普及

スンバ島東部は降水量が少なく給水設備も整っていないので農業に適しません。そのため、ここに暮らす人々は3か月弱の雨季にトウモロコシやイモ、落花生を栽培し収穫して一年間の食糧にしています。家族が食べる量しか収穫できないので、現金収入がない困窮した生活をしています。私たちLIFEはそのような村に給水設備を建設し野菜の栽培を普及しています。収入がないので農薬や肥料は買えません。そこで、身の回りにある家畜のフンや植物を利用した持続可能な有機農法を導入しました。研修を終えた村は川から引っ張ってきた水を利用して通年野菜を栽培できるので、もう雨頼みの畑作をする必要がありません。

②給水設備整備

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野菜作りをするには水が必要です。LIFEは有機農業研修と給水設備の建設をセットで行っています。スンバ島は起伏のある丘陵地帯なので、川は丘と丘の間の低地を流れて住居は丘の上の平坦なところに建てられます。そのため、水を村まで引くには水を何メートルもくみ上げる必要があります。これまでは、村の人たちは徒歩でバケツやタンクを持って水汲みをしていたので、水をたくさん必要とする野菜作りはできませんでした。私たちは、水の確保を克服し村の人たちが農業ができるよう活動をしています。

③マングローブの植林

マングローブは土壌を肥沃にし魚介類の豊富な海辺を作ります。近年スンバ島のマングローブは住民による伐採や高温な異常気象のため減少しています。私たちは、海辺に暮らす人々の生活向上のためにかつての自然環境を取り戻すべく植林活動を行っています。