スンバ島の文化
スンバ島の気候は、サバンナ気候で、12~4月が雨季、そのほかは乾季となる。森林は少ない。スンバ島で有名なのは、スンバ織、とんがり屋根の民家、巨石墓である。スンバ織は、絣と同じで糸を10本程度束ねて、織る前に柄を考えて2~3色染め、その糸を使って布を織ると柄が出てくる。とんがり屋根の民家は、もともとかやぶきであるが、最近はトタン屋根が多くなり中は暑いらしい。せっかく土地の気候に合わせて定着した家の形態も、他の文化の移入によって改悪された例といえる。とんがった屋根の中には古くから信仰されているマラプ(先祖)が祭られている。屋根は4本の柱で支えられ、そのうちの1本は最も神聖な柱とされる。巨石墓は、王様の墓などに見られ、様々な装飾が施されている。