理事長:横山計三 あいさつ

地球の友と歩む会/LIFEのホームページをご覧いただきありがとうございます。また、日ごろからのLIFEへのご支援を賜りありがとうございます。

私とLIFEの関係の始まりは、LIFEの前身であるアジア協会アジア友の会東京事務所の主催するインドネシア、スンバ島植林ツアーへの参加でした。以来、30年以上に及ぶ付き合いとなっています。

LIFEでは、水、緑、人をコンセプトにインド、インドネシアの農村の生活向上支援に向けて活動を行っています。これは設立当初から変わることなく続けられていて、近年の主な活動として、農村地域において、有機農業のための肥料づくり、水の供給、農産物販売などの支援、女性の就労支援、植林、小学生の栄養改善、通学バッグや絵本配布など多岐にわたって行っています。このように活発な活動を継続して行うことができるのも、現地のサポーターの方と日本の会員、サポーター、ボランティアの皆様のご協力のおかげと感謝しております。

2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)では、2030年までに誰一人取り残すことなくすべての貧困をなくそうという目標が掲げられています。我々の活動もこのSDGsの目標に沿ったものであり、その重要性を再認識しているところです。

近年の感染症の蔓延、円安、国際情勢の不安定など国際貢献を行う立場の者としては不安要素が多々ありますが、皆様のご協力を得ながら乗り越えていきたいと考えています。

今後も引き続き、ご理解、ご協力を賜るようお願いいたします。

2024年1月24日
理事長:横山計三

■略歴
1992年:第1回スンバ島ワークキャンプ参加
2015年:理事に就任
2021年:理事長に就任

事務局長:古賀麻美 就任あいさつ

このたび2023年4月1日付で事務局長を引き継ぎました古賀麻美と申します。私は、大学時代よりLIFEのボランティア活動に関わり、2012年に職員として入職いたしました。2014年からはインドネシア事業を担当しております。LIFEとはもう30年近い縁です。その間、日本、インドネシア、インドでたくさんの仲間に出会いました。学生時代一緒にスンバ島ワークキャンプに参加した仲間とはその後もずっと仲良くさせて頂いています。スンバ島で一緒にボランティア活動をした現地の仲間たちは、今でも私たちのことをちゃんと覚えてくれています。LIFEの名前の通り本当に地球の友と歩んできたんだなぁと思います。

学生時代に参加したスンバ島ワークキャンプ

 

就任後しばらくは不慣れなこともあるかもしれませんが一日も早く職務に慣れるよう努めますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。そして、支援地に暮らす人たちの生活向上のため全力を尽くす所存でございますので、これまで同様LIFEへのご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

2023年4月1日
事務局長:古賀麻美

■略歴
1994年:LIFEのスンバ島勉強会に参加
1995年:第6回スンバ島ワークキャンプ参加
2012年:職員として入局
2023年:事務局長に就任

2023年スンバ島にて撮影

前事務局長:米山敏裕メッセージ

こんにちは。LIFE理事の米山です。LIFEのホームページをご覧いただきありがとうございます。
2023年3月31日までLIFEの事務局長を務めていました。

「LIFEってどんな活動をしているNGOなの?」というあなたに。ちょっとLIFEの話をさせてください。

LIFEは1986年よりインドとインドネシアの農村に暮らす人々の自然と共存した生活の向上を目指して有機農業指導、植林、給水設備建設、職業訓練など様々な活動を行っています。日本国内でもインドとインドネシアの事業地の様子を知っていただく活動をしたり、日本の方たちと事業地を巡るスタディツアーや事業地の人たちと交流するワークキャンプの開催をしています。

詳しくは、ホームページの該当箇所をご覧ください。
インド事業
インドネシア事業
スタディツアー
国内活動

私はコロナ禍前の2020年4月までLIFEのインド事務所に駐在していました。インドで30年間事業を行ってきた知識と経験がありますし、現地の人たちとの信頼関係も築いてきたつもりでした。しかし、それでも日本人とインド人の違いを痛感する毎日でした。始業時間に現地スタッフが出勤してこなかったり、仕事より季節のイベント参加が優先されたり。でも、「インドにはインドのルールがある」そう思って毎日楽しく活動させていただきました。

LIFEは、2021年に設立35周年を迎えました。これまでの年月、様々な成果を残しています。
 インド縫製技術習得者数:600人
 インド・インドネシア井戸建設:120基
 インド・インドネシア植林本数:70万本
 インド・インドネシアスタディツアー日本人参加者:のべ2,000人
 インド女性自助グループ運営参加者:1,500人
 インド縫製技術からの収入:毎日およそ500円/人を達成
 インドネシア野菜の販売からの収入:毎月およそ3,000円/世帯を達成

LIFEと関わるたくさんの人たちからもメッセージを頂いています。

―――縫製技術を習得したインド人女性より
「夫から暴力を受けて悩んでいました。
でも、私がまじめに縫製技術を学んだり仕事を始めたりしたら
夫もまじめに働くようになりました。」

 

 

―――有機農業指導を受けたスンバ島の子どもたちより
「お父さんとお母さんに野菜作りを教えてくれてありがとう。
村の小学校を卒業したら町の中学校に進学できるかもしれないと思うと今からワクワクする。
僕たちもお手伝いと勉強をたくさんするからね。」

 

 

―――植林ワークキャンプ参加の大学生より
「初めて訪れたインドネシアは、街、衛生面、食事など日本と違いすぎて毎日が驚きの連続でした。私は英語もインドネシア語も話せないので何か伝えるときにはジェスチャーや表情しかありませんが、現地の人たちはみな優しく親切でした。その中仲良くなれたのがドライバーの二人でした。彼らは初日からインドネシア語を教えてくれ、いつも優しく接してくれましたので最後まで楽しくすごせました。今後海外に行くときは、言葉が通じないということを恐れず自分の気持ちを一生懸命伝えようと思いました。」

他にもツアー参加者の感想がありますので、ご覧ください。その他のツアー参加者の声

私たちは自然環境を保ちつつ村の人々の暮らしをより豊かにすることを使命にしています。LIFEの支援活動には、日本にいながらも参加することができます。私たちの活動に関心をお持ちになりましたらぜひご参加をお待ちしております。

ぜひあなたにインドとインドネシアの支援活動に関わっていただけることを願って―――
理事 米山敏裕(LIFE前事務局長)