インターン活動報告:高校3年間と大学4年間をLIFEと共に

▲ 2022年11月:切手の貼り付けボランティア会にて

2024年3月に大学を卒業するインターン生の廣瀬さんより、活動の修了報告をまとめて頂きました。インターンやボランティア活動に興味がある高校生、大学生に読んで頂けると嬉しいです。

※PDFデータで見たい方はこちらからご覧ください

LIFE事務局での広報や運営などを支えた7年間の日々

こんにちは。インターンの廣瀬です。
この度、2024年3月をもってLIFEのインターンを卒業する事となりました。ここまでご指導をいただいたLIFE事務局の方々、イベントで関わらせて頂いた全ての方々に感謝申し上げます。今回は最後の挨拶と、これまでの私の活動をまとめる「修了報告」をさせていただこうと思います。

2017年:夏にボランティアとして初応募

『学校と家以外で場所を作ろう。』
そう考えてLIFEでの活動を決めたのは7年前、2017年の夏です。当時高校1年生だった私は自分の置かれていた状況に焦りを感じていました。「同世代に比べて自分は劣っているのではないか」…そんな漠然とした悩みを抱えていたのを覚えています。その中で出した答えがボランティア活動でした。

当時の廣瀬さんが応募したサイト https://activo.jp/articles/66566

・パソコンを扱える
・時間は相談して決められる
・社会人になっても通用しそうなスキルを得られそう

当時の自分が抱いていた要望はアルバイトで叶えるのは難しい。
ボランティアなら単発でも構わないし、自分に合っていたらまた行けばいい。ここでなら自分の要望を叶えてくれるかも…。今考えるとかなり身勝手ですが、当時の自分にとっては譲りがたい要望でした。自分の知見を広げつつ同世代とは異なる経験を積むという目的を胸に、飯田橋の事務所に向かいました。

2017年:初めての活動で気づき

LIFEでの初めての活動は「Excelで表を作る」という簡単な作業でした。PCには普段から触れていたけど、ある種仕事としてPCを扱う事は無かったな…と、作業の手が止まった事で気付きます。「これは出来ると思っていたのに出来なかった。」軽いショックを受けたと同時に、自分の能力なんてこんなものなんだ!と客観的に自分を観る事の大切さを初日にして学びました。

また、活動の記録をまとめた日誌に『上手くできなかった』という旨を記し、事務局員さんに渡した際に教えられた事があります。『できなかったことは重要じゃない。できなかった時に他の人に聞いたり自分で調べたりする事が大事。やり方全部覚えている必要はない』…失敗して落ち込んでいるのではなく、そこからどう挽回するか。必ずしも完璧である必要はないのかもしれない…。これまで何度も反芻し、大事にしている考え方であり、印象に残っているエピソードです。(当の本人は覚えていないかもしれません)

 ▲ 2017年当時Wordで作業している様子

2018年:インターンの活動を開始

活動期間が長くなるにつれ、事務局から任せられる活動も増えていきます。

ExcelやWordでの作業は勿論、
・イベント補佐、
・団体ブログ作成、
・千代田区内のラジオ出演等
…多種多様な活動をさせて頂きました。途中、ボランティアから長期インターンという立場に変更するという経緯もあり、当初の目的である『同世代とは異なる経験を積む』という目的はオーバーな結果を持って達成したと自負しています。

▶▶2018年2月:イベントの運営以外にもPOPの作成

▲廣瀬さんが書いたブログ記事1
▲廣瀬さんが書いたブログ記事2

ただその結果、大学入学の面接において、高校の実績より『インターン…?どのような活動をしていたのですか?』等の質問が多く、アドリブで受け答えをする羽目になったのは忘れられません。他の質問は緊張していた事もあり、詳細は覚えていないのですが『珍しい奴』と思われたのだろうなという事は覚えています。

2020年:YouTubeチャンネルの開設

大学に入学してからは新型コロナウイルスが流行し、例に漏れずLIFEのインターン活動も大きな影響を受けました。これまでは飯田橋にある事務局内での活動が主軸であったため、感染対策のために活動形態を大きく変えざるを得なかったのです。

その最中、LIFEは活動を動画で伝えるYouTubeチャンネルの開設を行いました。事務局の方からのお誘いもあり、私はYouTubeチャンネルスタッフの一員としての活動にシフトしました。チャンネルスタッフは私を含めて計3人。全員がYouTubeチャンネル運営・動画作成未経験。チャンネルの基盤を固めるための話し合いから1本の動画が完成するまで、かなりの時間を要しました。

最初に投稿した動画

チャンネル開設当初は『3人それぞれが良いと思うやり方で編集を行った結果、見え方・伝え方が全く違う』という事も起きました。難しいけど頑張ってやっていこう!と励まし合いながらコンテンツ制作を続けていきます。

前途多難と思われるスタートを切りましたが、編集の数を重ねていくにつれて問題点や、やるべき事が明確になっていきました。誰がどのコンテンツを編集するのか、フィードバックを活かすためにはどうするか、他団体は何を発信しているのか…。

「私自身、少しずつでもスキルアップ出来ているかな?」と思い始めたのが1年程経ってからです。LIFEではこれまで幅広く活動させて頂きましたが、このYouTubeチャンネルの活動が一番頭を抱えたと行っても過言ではありません。

これが実際のYouTubeチャンネルです。是非一度視聴してみてください。

地球の友と歩む会ちゃんねる⇒  https://www.youtube.com/@earth-ngo/videos

         

2024年:活動を振り返ってみて

ここまで書き連ねてみて、本当に多くの経験を積ませてもらったな…と感慨深く思います。高校1年生の頃、漠然と抱いていた悩みは未だ消えずとも「自分のやれる事をやろう!」という心の指針をこの7年で構築できました。LIFE以外の要因も勿論ありますが…今の自分が出来るまでを話すとしたらLIFEの話は欠かせないでしょう。

高校生・大学生の私は経験を積みました。そして私はこれから社会人として、今度は経験を活かす事になります。ここまで得てきたものを腐らせることのないよう、これからも出来る事をやっていきたいと思います。改めまして、7年という長い期間背中を押し続けてくださったLIFE事務局の皆様、イベントで関わらせて頂いた方々、そしてこの修了報告書を読んでいただいた方々に心からお礼申し上げます。

これからLIFEでボランティアやインターンを始める方へ、この文章が活動の参考になる事を願っています。

廣瀬夏美

職員コメント

「Excel得意です!」と顔を輝かせていた姿や、時間内に立派な表を作っていたので(自信をもっていいのに・・・)と思ったことを思い出しました。

『できなかったことは重要じゃない。できなかった時に他の人に聞いたり自分で調べたりする事が大事。やり方全部覚えている必要はない』・・・この発言は私らしいのですが覚えていません(笑)補足すると「できなかった」という感想で終わるのはもったいないと思ったのだと思います。メモを残したり、失敗しないために次はどうしないといけないのかに思考を巡らせて欲しいなと思ったのだと思います。

私自身、新しい場所へ飛び込む勇気、そしてチャレンジ精神を持つ姿に勇気を貰いしました。夏美さん7年間の活動ありがとうございました!

LIFE職員:佐藤静香

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