12/15、先週の日曜に南インド事業地のディンディグル県のオーガニックマーケットに初めて出店(野菜を卸す)しました。

 

■出店とマーケットの背景

この有機農産物マーケットはタミルナード州の元森林局員として勤めていた「カンナンKannan」さん(上写真真ん中)が「農家をサポートしたい。」という思いから、今年の3月始めたィンディグル市内初となるオーガニックマーケットです。REYDS(南インド事業パートナー団体)のリソースセンターに2ヶ月前に農業協会会長(Farmer Society /President)であるカンナムさんが訪れ、今回の出店の話に進んだそうです。当日は12種類の朝採りの野菜を卸しました。

OPENの15時よりも前に来て並ぶお客さんも多く、番号札を配布していました。

 

 

 

 


15時になると同時にまるで、スーパーの争奪戦のように野菜の取り合いに。*特にトマトと玉ねぎは毎日の食事の必須食材なので人気でした。

 

 

 

 

■マーケットの様子

地元の有機農家さんに声をかけたりチラシを配布したりして地道に認知度を上げて行ったカンナンさん。この日は会計なども含め約15人ほどのスタッフがいました。持ってきた野菜を広げる出店者たち。出店者は野菜だけでなく、地元のココナッツを加工した工芸品や、乳加工品、またナチュラル石鹸を販売してる女性にも会いました。彼女が一年前に立上げた会社「Drizzle」(写真3)に先日、工場見学させていただきましたので、後ほどレポートいたします。

 

 

■買いに来たお客さんにインタビュー

A.「なぜこのマーケットにこられたんですか?」
Q.
Kさん:「種類も多様健康的な野菜を求めて、遠方から通ってます」。
Sさん:「バスでここまで来ました。ここの野菜はケミカルフリーであるし、おいしいし、長期間傷まないです。」
Tさん(タミルナード の伝統医療でシッダ医療のドクター):「50年前はみんなオーガニックでした。伝統的な種子を使った野菜を守っていくことも大切ですね。」

 

 

 

 

■主催者のカンナンさんの思い

A.「どうしてオーガニックマーケットを始めようと思ったんですか?」
Q.「3月からこのオーガニック マーケットを始めたけど、同時に有機農業に関しての啓発活動や、農家さんへの技術研修なども行ってきました。50年前からインドでは外国から入ってくる農薬、化学肥料、種子に補助金がつき、国内で大量に普及してしまっています。それによって消費者は癌や新しい病気に苦しみ、 農家も負債を抱えて多くの自殺が起き、環境強汚染も進みました。ここのマーケットでは全て農業局指定の野菜レートと同じ値段で売るようにしています。まずは消費者によい野菜を食べてもらいたいから値段はあげません。土が改善されるまでは1〜2年かかるけれど、一旦土が良くなれば、収穫量が安定的に増えて、農家の収入も上がってきます。私の知人の農家は小ナスを通常2ヶ月しか収穫できなかったが、有機農業にしてからは10ヶ月も収穫できるようになりました。周りもそれまでは、彼のことを馬鹿にしたり軽蔑していたがびっくりし、彼への評価も変わりました。」
A.「今後の展望を教えてください。」
Q.「次のステップとしては、全ての農家が牛を2頭もてるようにサポートしていくことです。牛は全てを与えてくれます。ミルク、バター、チーズ、ギー、牛糞、尿。全てが、商品や有能な肥料(パンチャカビア)に活用できます。 わざわざ有機肥料を求めて、遠方に行かなくても済むんです。自分たちで有機肥料が作れるし、余ればそれを売ることもできる。 また、種に関しても固定種や在来種のものを守り広げる活動をして行きます。今はその種子交換のネットワークを作っている最中です。(REYDSにあるシードバンクにも訪問済みです)。有機農業を通して、消費者にも、農家にも、環境にも良い取り組みをし、ディンディグルの街を発展させていきたい。」

 

■ディンディグルオーガニックマーケット詳細

日時: 毎週日曜の15:00〜17:00まで
場所:ディンデグル市内で開催(住所はNear Srisaiclinicallab https://goo.gl/maps/DmRmqppZRhopnNUo8)
連絡先:未定

*取材の写真や情報公開に関しては本人や主催者に確認済みです。