私たちLIFEはインドとインドネシアの農村に暮らす貧困世帯の人々がより良い人生を送れるよう活動しています。しかし、事業を遂行するには私たちスタッフだけではどうにもならないことがあり、多くの方々に助けていただかなくてはなりません。私たちLIFEは企業・団体のみなさまに、「ご寄付:事業資金のご提供」の他「協賛:寄付付き商品など」「社内ボランティア」「物品寄付」「技術やスキルのご提供」「団体会員登録」などをお願いしています。
これまでLIFEの活動には、たくさんの企業および団体のみなさまからご支援を頂いています。
ここにご支援の内容をご紹介します。
LIFEのインド・インドネシアでの支援活動に興味をお持ちいただけましたら、ぜひLIFEまでご連絡ください。
Contents
インドネシア・スンバ島
野菜作り支援事業
東スンバ県は雨が年間85日程度しか降りません。ダムや用水路などの灌漑設備はありません。どの村でも農業は雨季の降雨に頼ってトウモロコシの栽培を行っています。そのため、収穫量は少なく家族が食べる量を確保することが精いっぱいで、販売して現金収入を得ることはできません。そのような村の人たちが野菜作りを学び、野菜の販売から現金収入を得て生活できるよう支援をしています。
なぜ野菜作りなのか・・・
私たちが行う野菜作りは村にある植物や家畜のフンを使って肥料や防虫剤を作る有機農業です。現金収入の手段のない村の人たちが自立して生活する方法を試行錯誤した結果、たどり着いたのが有機農法による野菜作りだったのです。
2014年カル村
カリッジ・マーケットのご支援で野菜作り研修を行いました。
今では畑の広さは3倍になり、農家のみなさんは安定した現金収入を得られるようになりました。
2015年カダハン村
大和証券グループのご支援で農園の給水設備を整えました。
川から畑まで水道管を設置したので、これまでのように川から重い水を何度も運ぶことなく野菜を作れるようになりました。
2016年ユブワイ村
三菱商事株式会社のご支援で野菜作り研修を行いました。
村にある植物だけで作った防虫剤。自分の周りにある材料で肥料や防虫剤を作れるなんて以前は考えられませんでした。
2017年ワイクドゥ村
三井住友銀行ボランティア基金のご支援で野菜作り研修を行いました。
赤玉ねぎの収穫。これまで赤玉ねぎは島外から運んでいましたが、今ではスンバ島産のものを入手できます。
2018年モンドゥランビ村
ゆうちょ財団国際ボランティア支援事業のご支援で野菜作り研修を行いました。
町から3時間も離れているので、現地NGOのスタッフが半年間村に住み込んで野菜作りを教えました。その結果、野菜を収穫して販売できるようになり、郡の役人もとても喜んでくれました。
2019年ワトゥンバカ村
三菱商事株式会社のご支援で野菜作り研修を行いました。
これまで村の人たちは試行錯誤して野菜の栽培を試みましたが、うまく行きませんでした。今回、研修に参加して有機肥料の作り方から収穫まで正しい野菜の作り方を学ぶことができました。
インドネシア・スンバ島
栄養改善事業
スンバ島農村部に暮らす人たちは貧困層に属し、貧しさから毎日3食の食事をとることができません。子どもたちは、村に一つしかない遠くの小学校までの山道を何時間も歩かなくてはならないため朝食を食べる時間もなく出発します。給食はありません。再び長い道のりを帰宅し、夕方に初めて食事ができる子どももいます。そのため、栄養不足が見られる子どもたちが多くいます。私たちは2019年に初めて栄養改善も目的とした事業を行いました。モリンガという栄養豊富な植物を使った料理を村人たちが覚えて栄養改善を目指すというものです。これは、クラウドファンディングサイトのREADYFORで資金を集めました。詳しくは、サイトをご覧ください。
モリンガプロジェクト
ご支援者の皆様
そして、2020年4月から3年間、味の素ファンデーションからのご支援で栄養改善プロジェクトを行うことになりました。
2020年4月~2023年3月 ライパンダック村
味の素ファンデーションAIN「食と栄養」国際支援プログラム
トウモロコシや白米しか食べる機会のない村人とその子供たちが野菜、果物、魚、大豆などを食べて栄養不足を改善するシステムを作ります。そして、このシステムをスンバ島の他の地域へも普及します。
インドネシア・スンバ島
植林事業
スンバ島はかつて緑におおわれた島でしたが、焼き畑や森林伐採、雨がなかなか降らない異常気象が原因で現在の島の森林率は5%程度と言われています。森がなくなったことから、そこにすむ鳥たちがいなくなり、鳥たちのえさだったいなごが大発生しています。畑の野菜はいなごに食べられ、スンバ島の農村部に暮らす人たちの財産である家畜のえさの草も食べ尽くそうとしています。私たちはスンバ島の環境保全と樹木や果実からの現金収入のために村の人たちと植林を行っています。不定期ですが植林ワークキャンプを実施し、日本の皆さんも現地の人たちと一緒に植林活動を行っています。
2015年から現在までワインガップ周辺の沿岸
三菱商事株式会社、カリッジ・マーケット、国土緑化推進機構のご支援で行っています。
沿岸の環境保全のため減少しつつあるマングローブを植林しています。マングローブのある海は土壌が肥えるので、エビや魚がたくさん棲みつくと言われ、沿岸に住む人々の漁獲からの収入が期待されます。
2016年カル村
カリッジ・マーケット、国土緑化推進機構のご支援で行っています。
バナナの植林。他にもビンロウ、白檀、マホガニーなど換金できる樹木を植林しています。
インド・タミルナドゥ州
教育ローン支援事業
インドは高学歴社会で親は借金をしてでも子どもに高等教育を受けさせようとします。農村部に住む貧困家庭でも同様です。しかし、銀行からの借金は利子が高く生活はますます困窮してしまいます。そこで、私たちは村にSHG(婦人互助会)を設立し、教育資金を低金利で貸し付け返済する流れをグループで管理して運用するシステムを作りました。
2012年から現在まで
二幸建設株式会社のご支援で行っています。
ローン返済率は毎年100%。教育ローンを利用した子どもたちはみな良い成績を収めています。
日本国内
切手仕分け・絵本・LIFE事務所ボランティア
たくさんの企業・団体の皆さまに社内ボランティア活動としてご参加いただいています。切手仕分けは仕分け用の切手をお送りしますので、社内でお手伝いいただけます。また、LIFE事務所にて事務のお手伝いもお願いしています。
切手仕分けに関しましては、仕分け後の切手は換金してLIFEの事業に活用させていただいています。皆さまのご協力の結果、毎年切手仕分けからおよそ60万円程度の資金を得ることができています。
絵本ボランティアは、本を読む機会のないLIFEの事業地インドネシアのスンバ島の子どもたちに未来の可能性が広がって欲しいという思いで行っています。日本に暮らすインドネシアの方に日本の絵本を翻訳していただき、その翻訳したものを絵本に貼り付けるボランティアです。毎年(株)三井住友フィナンシャルグループの皆様が年に2回ほどボランティアをしてくださっていました。
<これまでにボランティアにご協力いただいた企業・団体> ※順不同・敬称略
三菱商事㈱/大和証券グループ/㈱三井住友フィナンシャルグループ/㈱Melk Melk川崎Office/社会福祉法人信隆会ケアハウス志村ハイライフ/㈱エム・シー・コニュニケーションズ/㈱アートコーヒー/コネクシオ㈱/JAL PCリユースボランティア/㈱ティーガイア/慶応大学S.A.L など多数
その他にも、次の団体より事業資金をご提供いただいています。
外務省NGO連携無償資金協力事業(インド事業)
一般財団法人まちづくり地球市民財団(インド事業)
社会福祉法人千代田区社会福祉協議会(国内事業)
日本労働組合総連合会・愛のカンパ(インド事業・インドネシア事業)
アジア生協協力基金(インド事業・インドネシア事業)
三井住友銀行ボランティア基金(インドネシア事業)
国土緑化推進機構(インド事業・インドネシア事業)
国際ボランティア貯金(インド事業・インドネシア事業)
地球環境基金(インド事業)
JICA草の根技術協力(インド事業)
公益財団法人 日本国際協力財団(インドネシア事業)
寄付サイトGiveOne(インド事業・インドネシア事業)
きしゃぽん古本募金(インド事業・インドネシア事業) 他