インドの昨今の電話事情

 最近のインドでの電話事情は大きく変わってきている。以前、もう20年以上も前だが、電話と言えばISD、STDという文字看板が街のいたるところにあり利用することができた。電話ブースで架け、終わると自動的に通話時間に応じて電話料金のレシートが出てくる。その料金を係りの人に支払う仕組みだった。国際電話も架けられ、とても便利だった。それがめっきり減って今では携帯電話になっている。農村部でも携帯電話が普及していて誰でもが持っている。都市部のビジネスマンは2~3台持って仕事と私用で使いわけている。日本でも公衆電話が少なくなってきているのと同じである。それにしてもインドでは、携帯電話の呼び出し音、音楽がすさまじくラジオが鳴っているみたいだ。会話も大きな声で、またもうひとつの騒音になりつつある。【インド駐在員:米山敏裕】